除夜の鐘と新年の法要を終えて

あけましておめでとうございます。
笠置寺では、大晦日の夜に除夜の鐘をつき、午前0時を過ぎて新年に修正会(しゅしょうえ=新年の法要)を無事に行うことができました。

当初の予定では、23:00から受付、23:30から鐘開始…だったのですが、23:30の時点でお越しいただいた方はなんと2名!
寺の者も合わせて7名…まさかの「1人15回以上つく計算」に!
正直どうなることかと思いましたが、鐘をつき始めると少しずつ参拝者の方が来られ、最終的には無事に108回鐘をつくことができました。

笠置寺の鐘楼で、母親に手伝ってもらいながら小さな子供が除夜の鐘を突く様子。側で見守る僧侶。
小さなお子様も一生懸命に。ご家族で力を合わせて響かせる、新年の始まりの音。

私は副住職として、皆さまが鐘をつかれるたびに「南無懺悔懺悔六根罪障 滅除煩悩 滅除業障」とお唱えし、五体投地(ごたいとうち=仏教で最高の敬意を表す礼拝)を108回行いました。

この意味を簡単に言うと…
• 六根罪障(ろっこんざいしょう):目・耳・鼻・舌・体・心の六つの感覚を通じて、知らず知らずのうちに生まれる悪い習慣や心の迷い、後悔などを清めること
• 滅除煩悩(めつじょぼんのう):自分や人を苦しめる欲や怒りなどの心の迷いをなくすこと
• 滅除業障(めつじょごっしょう):過去の悪い行いや、その結果としての困りごとをリセットすること

要するに「去年の悪いことやモヤモヤをきれいにして、心も体もリセットして新しい一年を迎えましょう」ということです。

その後、本堂で行われた修正会では、住職が参拝者のお名前をひとりひとり読み上げ、十一面観音菩薩の加護のもと、皆さまの健康や幸せを願って祈祷させていただきました。

当日は老若男女、約40名の方がご参拝。
笠置町の檀信徒さんや地元の方々はもちろん、大阪・奈良・愛知など遠方からも来てくださり、皆さまと一緒に新年を迎えられたこと、とても嬉しく思います。

ちなみに私は108回の礼拝で太ももが筋肉痛に…。
「心も体も清める」というのは文字通り、身体も鍛えられる行事でした(笑)。

今年の年末年始は、笠置全体でも賑やかでした。
笠置のキャンプ場では「ゆく年、くる年」というイベントが行われ、笠置のお店・与一さんの年越しそばや、月桂冠さんの新春ふるまい酒、笠置寺での初日の出ツアーなどもあり、多くの方が笠置で一年の締めくくりと新年の始まりを楽しんでくださいました。

今年も皆さまにとって、穏やかで幸せな一年となりますように。
笠置寺でお会いできる日を楽しみにしています。

笠置寺副住職 小林慶雅