6月21日になり、笠置山も本格的な梅雨のシーズンに入ったようです。
私たちは普段、晴れた日に「いいお天気ですね」と挨拶します。
でも、梅雨の花アジサイの写真を撮る時には「やっぱりアジサイには雨が似合う」と思ったりします。
『般若心経』に登場する観音さまは「観自在菩薩」と呼ばれます。
観自在とは「物事のありのままの姿を観る」ということです。
私たちは「自由」です。
自由とは「私による」ということ、判断の基準は「私しだい」ということです。
観音さまには「雨が降ってますね」とみえる風景も、私たちには、ある方には「いい雨」と見えて、ある方には「嫌な雨」と見えているのです。
仏教では「あるがままの姿」を見ることが大切だと説いています。
「その人しだい」「その時しだい」に移ろう「自由」な判断に振り回されないようにしたいものです。