光を受けて淡い緑に輝いていた新緑のもみじも、いつの間にか色を深めるようになりました。季節は春から初夏へと進んでいます。
四季のある日本。
我が国では農作が行われ、季節ごとの農作業が行われてきました。
笠置の里では田植えが行われ、近隣の町村では新茶の茶摘みが行われています。
私たちは生活を豊かにするために暦を使い、効率的に動くために時を確認します。
話は変わりますが、我が家では里帰り出産の娘を迎え、現在、孫を相手に振り回される毎日です。
1歳9ヶ月になる孫を見ていると「こうしなければならない」という大人の世界とは無縁の、もっと自由な一日を過ごしています。
「何時になったから、これをしよう」大人は時計で動いています。動かされていると言った方が良いのかもしれません。
そんな大人の「あたりまえ」という物差しをあてはめようとすると、孫は怒ります。
そんな孫を見ていると、私たちの「自由」は、本当は「他由」なのかもしれないと思ったりする、今日この頃です。